はいどうもー!おやどりです!
さて、238曲目のご紹介は、Amorphisにしましょう。アモルフィス。
フィンランド出身の5人組です。鬱蒼とした空気感を兼ね備えたメロデスバンドです。
ご紹介する楽曲は、陰鬱な雰囲気でドラマティックな逸品です。
さてさて、早速ご紹介していきましょう!
おすすめ曲の試聴コーナー
※Official動画です。
おすすめ曲に関するデータ等
・曲名:Drowned Maid
・収録アルバム:「Tales from the Thousand Lakes」 1994年発売
・バンド名:Amorphis
・出身:フィンランド
・Vo/Gt :トミ・コイヴサーリ (Tomi Koivusaari)
・Gt :エサ・ホロパイネン (Esa Holopainen)
・Ba :オッリ=ペッカ・ライネ (Olli-Pekka Laine)
・Ds :ヤン・レックベルガー (Jan Rechberger)
・Key :カスパー・モールテンソン (Kasper Martenson)
おすすめ曲のレビュー等
彼らの2ndアルバム、「Tales from the Thousand Lakes」に収録されている曲です。
このアルバムは、陰鬱な空気感を味わいたいときに持ってこいですね。
いや、いつやねん、っていうツッコミが入りそうではありますが、
たまにないですかね、ダウナーな雰囲気にどっぷりと浸かりこんで、
逆に厄払いするような感じ、とでも言いましょうかね。
アクションやコメディではなく、ホラーを観たくなる感覚、という感じですかね。
ホラーの中でも、スプラッタ系のような直接的なものではなく、サイコ系のような、
精神的にじわじわ来る感じのやつ、というイメージが近いですかね。
そんな気分を味わわせてくれる作品であると思います。
そんな作品なんですが、ただ陰鬱なだけじゃなく、メロディが美麗なんですよね。
美麗なメロディラインと、陰鬱かつドラマティックなバッキングが見事に融合し、
北欧独特の冷やかかつ仄暗い空気感を存分に楽しませてくれる逸品ですね。
今日ご紹介する楽曲も、上記に示した特徴を兼ね備えた逸品だと思います。
冒頭は、アップテンポの三連リズムで、どことなく勇壮な雰囲気で幕開けます。
ところが、キーボードが合流すると、不思議と幻想的な空気に変貌するんですよね。
同じフレーズなのに、少しの違いで空気感がガラッと変わるのは面白いですね。
そのままヴォーカルパートへと雪崩れ込みますが、直後にテンポダウンします。
哀愁あふれるリードギターが前面に押し出され、囁くようなデスヴォイスとともに、
鬱蒼とした空気を創りだしております。
この鬱蒼とした空気が、何というか、非常にクセになるんですよね。
丁度、動画に映ってるジャケットのような映像を、脳裏に映し出してくれて、
非現実的な世界へ引きずりこんでくれるような、そんな感じですね。
曲はスローテンポのまま進行し、さらに陰鬱な世界へと誘ってくれます。
リードギターとキーボードが前面に押し出されたパートに展開していくんですが、
ソロパートというよりは、場面転換的に挿入されたもの、という感じですね。
怪しげなリードギターと、冷やかな音色のキーボードが絶妙に絡み合って、
悲壮感すら漂うほどの哀愁と、絶望的な空気感を堪能させてくれています。
同じフレーズの繰り返しなんですが、全く飽きが来ないというのは、
曲の世界観を表すのに必要なものだからなんでしょうね。面白いです。
そのパートが明けると、鬱蒼とした雰囲気のままエンディングへと向かいます。
最後少しアップテンポになるんですが、陰鬱な空気は一切晴れることなく、
波の音のS.E.とともに、曲は幕を下ろします。
曲タイトルのDrownedが「溺死した」という意味合いの単語ですので、
波の音で締めくくられているんだと思います。
さてさて、いかがでしょう、美麗なメロディと陰鬱な雰囲気の融合が楽しめる逸品です。
テンションぶち上がりですね。
そんなこんなで、気に入られた方は御自身のプレイリストに加えてみてください。
・作業用BGMとして
・プレイリストの彩りとして
・運動時、通勤・通学時のお供に
Amorphisの”Drowned Maid”。
いかがでしょうか。
ちなみに、以前ご紹介した彼らの名曲はこちら。
よかったら、こちらも併せてお楽しみください。
ではでは、また後日!
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