はいどうもー!おやどりです!
さて、181曲目のご紹介は、Cradle Of Filthにします。クレイドル・オブ・フィルス。
イングランド出身の7人組です。耽美的なブラックメタルバンドです。
ご紹介する楽曲は、ホラーな雰囲気満載のドラマティックな逸品です。
さてさて、早速ご紹介していきましょう!
おすすめ曲の試聴コーナー
Cradle Of Filth – Her Ghost In The Fog (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
※Official動画です。
おすすめ曲に関するデータ等
・曲名:Her Ghost In The Fog
・収録アルバム:「Midian」 2000年発売
・バンド名:Cradle Of Filth
・出身:イングランド
・Vo :ダニ・フィルス (Dani Filth)
・Gt :ポール・アレンダー (Paul Allender)
・Gt :ジャン・パイアズ (Gian Pyres)
・Ba :ロビン・グレイヴス (Robin Graves)
・Ds :エイドリアン・アーランドソン (Adrian Erlandsson)
・Key :マーティン・ファウル (Martin Foul)
・BackVo :サラ・イザベル・デーヴァ (Sarah Jezebel Deva)
おすすめ曲のレビュー等
彼らの4thアルバム、「Midian」に収録されている曲です。
このバンドの編成で特筆すべきは、バックヴォーカルを務めるサラの存在ですね。
非常に美しいソプラノヴォイスで、曲を華やかに彩っております。
メタル系の音楽とソプラノって、合わなそうですけど意外と合うんですよね。
90年代後半辺りに、多くのバンドがソプラノヴォイスを採用してた記憶があります。
そんなソプラノを始めとした、大所帯ならではの重厚なサウンド、豊かな表現力で
ドラマティックに仕上がった楽曲を、今日はご紹介しようと思います。
冒頭の物悲しげなピアノソロから雪崩れ込むメインリフは、凄まじい重圧感です。
重厚なツインギターとリズム隊、幻想的なキーボードが絶妙に絡み合って、
荘厳で緊張感満点の空気を創りあげています。
ヴォーカルパートは、囁くような語りで幕開けます。
その後、徐々に感情を高ぶらせていき、絶叫に近い高音デスヴォイスとなります。
この変幻自在なヴォーカルスタイルは、他に類を見ないものじゃないでしょうか。
いくつもの声色を使い分けて、表現力豊かに曲を彩っています。
程なくして、ソプラノヴォイスも合流してきます。
透明感満点で神秘的なソプラノの声色が、絶叫に近い高音デスヴォイスと絡み合い、
ホラー映画の一場面のような、冷やかな空気を漂わせているのが良いですね。
その後は、突如ブラストビートで爆走したり、物静かなパートを挟み込んだり、と、
目まぐるしく展開していき、曲のドラマ性を極限まで高めています。
ソプラノやキーボードが各場面を効果的に装飾し、曲の世界観を具現化してるというか、
情景が脳裏に浮かんでくる感じで、映画を観ているような気分にさせてくれています。
また、この曲にはソロパートが設けられていないんですが、バッキングのパターンが
非常に多彩で場面転換が出来ているので、必要ないという判断なんだと思います。
実際に6分半ほどの楽曲を、ソロ無しで中だるみさせることなく聴かせるというのは、
なかなかの構成力じゃないでしょうか。大所帯の強みであるかもしれません。
エンディング近くになると、ブラストビートに乗せたピアノソロや、
オルゴールのような音色のキーボードソロなどが披露されていますが、
ワンフレーズで押し切る効果音的な感じで、曲の雰囲気を最大限盛り立てるものです。
特にオルゴールのようなソロは、穏やかな音色に逆に恐怖感を煽られます。
曲全体を通して、荘厳で冷やかな空気を堪能させてくれています。
この空気感をラストまで楽しんで頂きたいのですが、OfficialのPVが中盤辺りまでで
終わってしまうんですよね。6分半フルで楽しんで頂きたい作品です。
検索結果
さてさて、いかがでしょう、ホラー映画のような雰囲気を堪能できる逸品です。
テンションぶち上がりですね。
そんなこんなで、気に入られた方は御自身のプレイリストに加えてみてください。
・作業用BGMとして
・プレイリストの彩りとして
・運動時、通勤・通学時のお供に
Cradle Of Filthの”Her Ghost In The Fog”。
いかがでしょうか。
ではでは、また後日!
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