はいどうもー!おやどりです!
さて、213曲目のご紹介は、Dark Lunacyいっときましょ。ダーク・ルナシー。
イタリア出身の4人組です。物悲しげな雰囲気を醸し出すメロデスバンドです。
ご紹介する楽曲は、ドラマティックで悲壮感あふれる逸品です。
さてさて、早速ご紹介していきましょう!
おすすめ曲の試聴コーナー
※Topic動画です。
おすすめ曲に関するデータ等
・曲名:Through The Non-Time
・収録アルバム:「Forget Me Not」 2003年発売
・バンド名:Dark Lunacy
・出身:イタリア
・Vo :マイク・ルナシー (Mike Lunacy)
・Gt/Pi :エノミス (Enomys)
・Ba :イマー (Imer)
・Ds :バイカル (Baijkal)
おすすめ曲のレビュー等
彼らの2ndアルバム、「Forget Me Not」に収録されている曲です。
この作品は、メロデスに分類されるとは思うんですが、弦楽四重奏などを駆使した
シンフォニック極まりない仕上がりとなっていて、味わい深いものになってます。
終始切ないメロディが漂っている中での、野獣のような咆哮、というギャップが
非常に面白いですね。悲壮感と重圧感が絶妙に絡み合っていて、力強い悲しみ、
慟哭ですかね、そういった雰囲気を創りあげている作品ですね。
今日ご紹介する楽曲は、そんな作品の中でも一際ドラマティックで、
悲壮感満点なデスメタル、といった感じの仕上がりになっております。
冒頭のリードギターから、すでに哀愁が漂いまくっております。
物悲しげなギターハーモニーと、スネア連打のドラムによるイントロの直後、
弦楽四重奏とデスヴォイスの咆哮が合流する箇所は、一気に時間が動き出すような
躍動感を感じますね。このバンド特有の、不思議な華やかさがあります。
ヴォーカルパートに入ると、バッキングは至ってシンプルになります。
所々に哀愁あふれるフレーズが聴こえてきますが、静と動で言うと完全に静です。
アグレッシヴではあるんですが、感情を押し殺したような空気感があります。
で、抑え込んだ感情をサビで一気に爆発させる感じですね。
やっぱりストリングスが入ると、エモーショナルな仕上がりになりますね。
粒だったツーバスやワイルドなコーラスで、アグレッシヴさを出しつつも、
弦楽器の悲壮感あふれるメロディ、物悲しさ満点のデスヴォイスによる咆哮が、
悲哀に満ちた空気を創りあげています。凄まじい感情の振り幅を楽しめます。
ソロ前のパートは、ストリングスを前面に押し出しています。
ストリングスのメロディがとてつもなく悲壮感にあふれていて、聴いてるジャンルを
忘れてしまいそうになりますが、合間にデスヴォイスが挟まってくれているので、
なんとか正気を保てる感じです。非常に美麗なストリングスを味わえます。
ギターソロは、シンプルにまとめられていて場面転換程度の役割です。
オクターブ奏法でメロディを奏でるのみの、シンプルなソロプレイとなっています。
ソロ明けは、冒頭のギターハーモニーから、サビへと雪崩れ込みます。
一旦ブレイクして転調させるという、よく使われるテクニックではありますが、
非常に効果的なアレンジが施されていて、扇情的な仕上がりとなっています。
その後は、サビを繰り返しながらエンディングへと向かっていきます。
曲を通して、デスメタルのアグレッシヴさは常時味わえるんですが、弦楽四重奏による
悲壮感あふれるメロディの数々も同時に味わえる、何ともお得な楽曲となっています。
さてさて、いかがでしょう、悲壮感と重圧感を同時に味わえる逸品です。
テンションぶち上がりですね。
そんなこんなで、気に入られた方は御自身のプレイリストに加えてみてください。
・作業用BGMとして
・プレイリストの彩りとして
・運動時、通勤・通学時のお供に
Dark Lunacyの”Through The Non-Time”。
いかがでしょうか。
ちなみに、以前ご紹介した彼らの名曲はこちら。
よかったら、こちらも併せてお楽しみください。
ではでは、また後日!
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