はいどうもー!おやどりです!
さて、174曲目のご紹介は、X.Y.Z.→Aです。エックス・ワイ・ズィー・トゥー・エー。
日本の一流アーティストが結集したスペシャルバンドです。
ご紹介する楽曲は、メタルでありながら心が穏やかになるような名曲です。
さてさて、早速ご紹介していきましょう!
おすすめ曲の試聴コーナー
※Official動画です。
おすすめ曲に関するデータ等
・曲名:Don’t Let The Sun Go Down
・収録アルバム:「Asian Typhoon」 1999年発売
・バンド名:X.Y.Z.→A
・出身:日本
・Vo :二井原 実
・Gt :橘高 文彦
・Ba :和佐田 達彦
・Ds :ファンキー末吉
おすすめ曲のレビュー等
彼らの1stアルバム、「Asian Typhoon」に収録されている曲です。
LOUDNESSやSLYで活躍した二井原 実、筋肉少女帯のギタリストだった橘高文彦、
爆風スランプで屋台骨を支えた和佐田達彦とファンキー末吉で構成される、
本格派ヘヴィメタルバンドが、このX.Y.Z.→Aです。
結成当初はX.Y.Z.だったんですが、同名バンドの存在が判明したことによって、
改名されて今のバンド名に落ち着いた、という流れですね。
そんな彼らの1stアルバム発表前の先行シングルが、今日ご紹介する楽曲です。
過半数が爆風スランプのメンバーなので、ポップな仕上がりになるかと思いきや、
なかなかのゴリゴリっぷりを披露してくれていて、メタラーとしては嬉しい限りです。
冒頭はクリーンギターの掻き鳴らしとヴォーカルのみで進行していきます。
メロディアスで哀愁あふれるヴォーカルを、前面に押し出しています。
その後、スピーディーでパワフルなメインリフへと移行していきます。
一番意外だったのがリズム隊で、爆風スランプのスタイルとは大きく乖離した
重圧感満点のツーバスを主軸としたバッキングは、圧巻の仕上がりです。
ヴォーカルパートに入ると、テンポチェンジを繰り返すバッキングに乗って、
二井原氏のパワフルでエモーショナルなヴォーカルが躍動します。
高低差の激しいメロディラインですが、LOUDNESSで培ったテクニックを駆使して、
情感たっぷりに歌い上げているところは、さすがの一言に尽きますね。
バッキングは全般的にシンプルな仕上がりとしていて、ヴォーカルのメロディを
前面に押し出すアレンジとしています。メロディラインが素晴らしい出来栄えなので、
それをたっぷりと堪能させてくれる良いアレンジですね。
メロディラインで言うと、サビのメロディが心に沁み入るんですよね。
激しめの曲には珍しく扇情的というか、何とも言えない哀愁が漂っています。
何て言うんでしょう、色恋沙汰の哀愁じゃなくて、ノスタルジックな感じというか、
若かりし頃の思い出が脳裏に消えては浮かび、的な感じで、郷愁感もあって、
すごく切ない気持ちにさせてくれるんですよね。不思議な感覚です。
そんなサビから雪崩れ込むソロパートは、割と全開で弾き倒しています。
速弾きあり、メロディ弾きあり、緩急をつけてドラマティックに仕上げています。
勢いを後押しするようなツーバスとの絶妙な絡み合いが良いですね。
ソロ明けは、Bメロからサビ、短いソロを挟み、エンディングへと向かいます。
激しい曲でありながら独特の哀愁を放ちまくり、曲は幕を下ろします。
メタルとしてのアツさももちろんあるんですが、ヴォーカルのメロディラインの
素晴らしさをただただ愛でる、という楽しみ方もできる逸品だと思います。
さてさて、いかがでしょうか、疾走感満点でありながら哀愁爆発の逸品です。
テンションぶち上がりですね。
そんなこんなで、気に入られた方は御自身のプレイリストに加えてみてください。
・作業用BGMとして
・プレイリストの彩りとして
・運動時、通勤・通学時のお供に
X.Y.Z.→Aの”Don’t Let The Sun Go Down”。
いかがでしょうか。
ではでは、また後日!
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